皆さんどうも!猫と共にのfsheepといつくです。今回はペットのお墓についてです。昨年の夏に15年近く連れ添ったオカメインコのイクラが亡くなりました。いつくと共に暮らした相棒です。色々考えた結果、自分でお墓を用意することにしました。簡単ではありますが植木鉢でお墓を設置した内容を記載します。参考までにどうぞ。
ペットのお墓・土葬について
以前、ペットが亡くなってしまった際の対応、業者に依頼する火葬や埋葬、墓石についての記事をアップしましたが今回は自分でお墓を用意し、埋葬する内容の記事になります。以前の記事はこちら
何故、私fsheepが自分でお墓を準備しようと思ったのか、インコでも依頼すれば火葬から埋葬、供養まで行ってくれる業者は多数存在します。最初、約15年共に暮らしたオカメインコのイクラが亡くなった際は業者にお願いしようか迷いました。しかし、悩んだ結果、私個人の思いとしてはこんなに小さな個体を火葬することに気が引け、躊躇してしまいました。
そこで、供養の仕方は様々であると感じ、自分でお墓を用意し、そこに埋葬して近くで確り供養してあげる方法を取りました。色々調べた結果、小型のセキセイインコや中型のオカメインコのサイズなら、自宅に庭がなくてもベランダや玄関先など屋外のちょっとしたスペースがあれば植木鉢を使用したお墓が可能と判断しました。
動物を土葬した場合、個体の大きさや環境によりかなり幅が出ますが、土に還るまでに十数年~30年前後、寒冷地だと微生物分解があまり進まず50年以上も亡き骸が、そのまま残ることもあると言われています。また、虫や匂いの発生により、近隣住民とのトラブルになる可能性もあるので、植木鉢でプランター葬を実施する場合は必ず大きめの鉢を使用し、土の量を多くして、虫や匂いの発生を防ぐようにしましょう。もちろん、ご自身の所有地で屋外に設置することが必要です。
植木鉢のお墓を設置する為に用意する物
植木鉢:ペットがすっぽり入り、鉢の下部に埋葬してもかなり余裕のある大きめサイズを用意。材質はプラ鉢以外で陶器製など。プラ鉢は破損しやすく、通気性もあまり良くないのでお勧めしません。見た目的にも陶器製の物が良いかと思います。今回は中型のオカメインコなので約50㎝四方の大きめの陶器鉢を用意。ちなみに楽天で購入しました。大きい方が良い理由は前述した通り、虫と匂いの発生を防止する為です。土を多くすることにより、亡き骸を深く埋葬でき、さらに微生物分解を高めます。
土類:土、軽石、底網。植木鉢のサイズに合わせ適量を用意。軽石と底網は百均で土は楽天で仕入れました。土の種類は 赤玉土 腐葉土 醗酵牛ふん 割合は5:3:2位にしました。この土の種類にした理由として、いずれ植物達を植えたいと思い、様々な植物に対応できる赤玉土をベースにし、腐葉土は通気性と土の環境を良くする為、醗酵牛ふんは微生物による分解力を高める為、この組み合わせを選びました。「牛ふん」というと、何だか臭そうでペットが可哀想と感じてしまいそうですが、しっかり「醗酵」した物なら匂いはあまりしませんし、何よりペットが眠る土をより良くする為です。ただし未熟成の牛ふんは色々と厄介なので避け、必ず「醗酵」させてあり無臭タイプの物にしましょう。底網と軽石は植木鉢の底に設置しますが底面からの虫の侵入防止や水はけを良くする為です。
装飾品:ペットが気持ちよく永眠、供養をできるように思い出の品など。また、華やかさを出す為の飾り。
設置・埋葬手順と注意点
STEP①
植木鉢の底に底網を敷き、水はけ穴を塞ぎます。その上に軽石を底が見えなくなるまで敷き詰めます(鉢の大きさにより3㎝前後or鉢の高さの1/10程)。
STEP②
上図の様に、軽石の上にA(赤玉土1:腐葉土2:醗酵牛ふん2)を敷いていきます。
STEP③
Aの上に埋葬するペットの亡き骸を置きます。ペットの体は何も包まず、裸のままの方が微生物分解が早いと思います。ペットの上にB(赤玉土1:腐葉土2:醗酵牛ふん2)を敷いていきます。ここでBの上に写真の様にネットを被せると、どの位置にペットを埋葬したのか目印になり、後に植物を植えたり土を調整したりする際に役立つかと思います。目印より下は掘り起こさないという意味です。
STEP④
C(赤玉土3:腐葉土2)、D(赤玉のみ)と順に敷いていき、たっぷり水をあげましょう。最後に飾り付けをしたら完了です。
注意
植木鉢での土葬はペットと鉢の大きさや環境によっては鉢の外に、虫や匂いが発生する可能性があります。その為、大きめの鉢で屋外に設置することが必要です。ちなみにfsheepの場合は玄関先の通路が少し広めだった為、そこに設置しています。2019年の8月あたりに設置し、2020年3月現在で半年以上経過しましたが虫や匂いによる影響は出ていないです。また、状況によっては腐葉土や醗酵牛ふんを少なくした方が良いかもです。この2種を入れ過ぎたり、表面に露出させて設置すると虫の発生や匂いの原因になりかねません。※あくまでも上記はfsheepが個人的に調査し良いと思った方法なので、トラブルが発生した際の責任は負いかねます。お試しになる場合は自己責任にてお願いします。ご了承あれ。
植木鉢によるお墓・プランター葬の完成
それでは私fsheepが設置した植木鉢のお墓、完成直後の写真をご覧ください。
レイアウトがちょっと寂しい感じがしますが、ひとまずは様子を見ていくことにしました。
そしてこちらは半年後の姿です。
ライトアップ
だいぶイイ感じになってきました。これからも手を加えていき、fsheepなりの方法で確り供養していきたいと思います。
最後に
共に暮らしていたペットが亡くなることはとても悲しいことです。ですが、ペットを迎い入れた時点で飼い主はそのペットの保護者であり責任者です。生きている間のお世話は勿論のこと、亡くなった後のことも責任を持って、どのように供養してあげるのか、しっかり考えていくことが大事かと感じます。ペットは飼い主を選ぶことは出来ないのだから。それでは今回はこのあたりで。ではでは。