皆さんどうも!猫と共にのfsheepといつくです。
今回は猫のしっぽについてです。猫のしっぽは本当によく動きますよね!まるでしっぽが生きているかのようにクネクネと。「猫といえばしっぽ」と言われるくらい大きな存在。猫にとってしっぽとはどんな役割があるのか紹介したいと思います。
猫のしっぽ、欲しくないですか?僕はしっぽ生えてほしいです。(笑)
猫のしっぽの構造
本当に器用に動く猫のしっぽ。猫が自在に動かせるしっぽの構造とは。
・骨と筋肉と神経が詰まっています。ザックリ(笑)
生物学的に少々細かいお話になるので簡単に説明しますと尾椎と呼ばれる20前後の骨と10数種からなる複数の筋肉、尾骨神経と呼ばれる神経が詰まっております。
・猫のしっぽは引っ張りNG
猫のしっぽはバランスをとったり、感情を表したりと非常に重要な役割がある上に尾骨神経は他の大事な神経と関わりがあるので決して引っ張ってはいけません!猫に嫌われるほか、大きなダメージを与えてしまうかもしれません。くれぐれも注意し、踏んだりしないように。
猫のしっぽの役割
猫のしっぽには大きな役割があります。ただ飾りでついている訳ではありません。
まずは基本的な3つの役割
・バランス
猫が塀の上を歩くときなど一緒にしっぽもフリフリ動かしているのを見たことがあると思います。これはしっぽで支えながらバランスを保つために動かしているのです。
また猫が置物を倒さずにすらすら素早く歩けるのもしっぽでバランスをとっているからです。猫って凄く上品に綺麗に歩きますよね。それがまた可愛い!(笑)
・マーキング
猫の体には臭腺というニオイを放つ器官がいくつかあり、しっぽにも臭腺があります。猫は自分の縄張りを主張するときに自分のニオイをつけマーキングする習性がありますがしっぽでもマーキングはします。
このニオイ、人には分からないといわれています。確かに感じないかも。。。
・マフラー
猫は寒いのが基本苦手です。よく冬はコタツに潜るといいますが、寒い環境でも自分で暖かくする方法をもっています。そう、しっぽです。体を丸めしっぽをマフラー代わりにし体を覆い寒さから守るのです。
ここまでの役割でもとっても便利な猫のしっぽ。でもこれだけではありません!
猫のしっぽは感情的!
猫のしっぽには実は複数の感情のサインが隠されていたのです。そう、感情表現が豊かな動物なのです。もしかしたらポーカーフェイスと思われている猫は意外と分かりやすい動物なのかも。
・しっぽを垂直にピンッと立てる
嬉しいときやご機嫌のときが多いです。しっぽを立てながら近寄ってきたら相手をしてほしいときや遊んで欲しい、とにかく構って欲しいときのしっぽです。
・しっぽをワサワサに膨らます
しっぽをワサワサ大きく膨らましているときは警戒している、戦闘態勢のときです。何かに怒っている場合もあるのであまり触らずにそっとしてあげるか、ゴメンと謝りましょう。
・しっぽを小刻みに左右に揺らす
嬉しいときや楽しいときのサインです。こちらも答えてあげましょう。
・しっぽをピンと立て左右に振っている
怒っているときや気分が悪いときです。放っておきましょう。
・名前を呼んだときにしっぽを軽く左右に振る
名前を呼んだら振り向いてくれるとき、「ニャッ」と鳴いてくれるときは分かりやすい返事ですが、実はしっぽでも返事をするのです。こちらを向くことも鳴くこともせず、ただしっぽを振っているだけですがこれも猫にとっては立派な返事なのです。立派?(笑)面倒くさがっている説も。。。
・しっぽを脚の間に隠し姿勢を低くしている
恐怖心を抱いており、相手への降伏、しっぽを隠し弱さを強調し降参したいとき。
まだまだいろんなしっぽの感情サインはありますが分かりやすいところをあげてみました。本当に感情豊かですよね。しっぽだけ見てても飽きないです。
猫のしっぽの種類
猫のしっぽにも種類があります。野良猫や図鑑、テレビなどを見ていると気付くかと思いますが長さや形がさまざまですよね。
・サイズ
長尾 30cm前後 フルテイル
中尾 15cm前後
短尾 5cm前後 ボブテイル
日本の猫は短尾が多いです。野良猫をよく観察してみると短いしっぽの猫が多いことに気付きます。
・かぎしっぽ
しっぽの先が曲がっているタイプ。遺伝とも言われています。日本の猫に多いそうです。
・地域によって形が違う?
関東や長崎はしっぽが曲がっている「かぎしっぽ」の猫が多く、京都や福井の猫は「まっすぐなしっぽ」が多いとか。もともとしっぽの長い猫は中国から入ってきたといわれています。また日本ではその昔、しっぽの長い猫は化け猫になるとされていた時代があり、しっぽの短い猫を好んで意図的に交配させていたこともあるとか。その影響で日本には短尾の猫が多いのかもしれませんね。
最後に
猫のしっぽは猫が生きていく上で重要な役割があり、しっぽの状態は感情を表すためのサインでもあります。
しっぽの形状は国や地域によっても異なります。今一度、野良猫たちを観察してみてください。散歩のとき、旅行先など結構違いが発見できるはずです。
また猫と共に過ごしている方はしっぽの動きをよく見ながら接してみてください。きっと感情の豊かさに感動するでしょう。そして猫の気持ちが分かるようになり、その魅力にまたとりつかれることでしょう。
どうですか、猫のしっぽ自分にも欲しいですよね。(笑)