猫を家で飼っていると必ずやるこの爪とぎ祭。ソファーやテーブル、壁に爪とぎをし傷が付きボロボロに。。。
猫と一緒に暮らしている人ならこのお祭り騒ぎの被害にあっているはずです。
今回は爪とぎへの防止策、和らげ方法を紹介したいと思います。
なぜ猫は家具や壁に爪とぎをするのか
そもそもなぜ猫はこんなにも爪とぎ行動をするのか。
それは猫の習性でもあります。
・爪のケア、お手入れ
・自分の縄張りを主張するためのニオイづけ
・ストレス発散
・飼い主へのアピール、嬉しさのあまり興奮
説は色々ありますがどれも猫に必要な行動なのです。特にアピールの爪とぎは可愛いものですよね。
でもやっぱり家具や壁を傷つけたくない。。。その気持ちはすごく分かります。
爪とぎをしても良い場所を作り覚えさせる
猫に爪とぎ自体をやめさせることは出来ません。無理にやめさせようと叱ったり叩いたりするのは絶対にやめましょう!猫にとってストレスの原因になります。
まずは爪とぎをしても良い場所を作り覚えさせてみましょう。
爪とぎを始める生後1、2ヶ月前後でしたら覚えやすいといいます。
猫の爪とぎ用のグッズや爪とぎポールが付いているキャットタワーなどを設置します。
猫の爪を抑え、爪とぎ箇所へ軽く引っ掛けてあげてみたり、他の場所で爪とぎしていたら爪とぎ場所へ毎回誘導し同じように軽く引っ掛けてあげてみて下さい。基本はこの繰り返しとなります。
爪とぎグッズも様々
猫用の爪とぎグッズはいろんな種類がありますよね。
地面に置くタイプ、壁に設置するタイプ、キャットタワーに付いているタイプや麻や紙などその素材も本当に様々。
猫にも好みがあるので色々試してみて猫の気に入るもの、落ち着くものを探しましょう。
猫のお気に入りの爪とぎ場所があっても、やんちゃな仔猫や成長途中の時はどうしても他の場所でも爪とぎはしてしまうものです。
家具や壁自体に傷防止対策
爪とぎ場所以外でも爪とぎをしてしまう場合はよく爪とぎをする箇所へ対策をしましょう。
・壁の場合は保護シートを貼ろう
壁に直接保護シートを貼ってしまえば壁紙自体への傷は防げます。市販で普通に購入でき、サイズも様々で簡単に貼り付けることが可能です。
・猫の苦手なニオイのスプレーを使用してみよう
ソファーやテーブル等など爪とぎをしてしまう箇所に市販の猫用爪とぎ防止スプレーをふきつけると嫌がり近寄らなくなります。
猫は柑橘系のニオイを嫌がる性質なので防止スプレーの成分によく使われます。どうやらこの性質は酸っぱいもの=危ないものと察知しているようです。
※保護シートの場合は貼り付けても元の素材が剥がれたりしないか、スプレーの場合は家具類にふきつけてもシミにならないかをしっかり確認してから使用しましょう。
爪切りを定期的に行う
室内飼いの猫には爪とぎを行っていても爪切りは必要と言われています。
爪切りを適度に行うことにより家具や壁への爪とぎ回数削減、傷軽減策にもなります。
また人への引っかき傷軽減にも繋がるのでしっかりとケアしてあげましょう。
猫の爪切りについての記事はこちら
最後に
猫には猫の性質、本能があります。特に猫は犬より野生時の本能が残っているといいます。
単独行動を好み、狩り本能むき出しの猫なので遊ぶ時も常に必死。爪とぎもたまその本能の一部なのです。
焦らずに、決して叱らずに、寄り添いながら、猫のペースに合わせ爪とぎを教えてあげましょう。